8月9日に二月堂に参詣すると46,000日分になる 功徳日
8月9日には東大寺二月堂へ行きましょう!
この日に参詣すると46,000日参詣したのと同じ功徳が得られるとされています。
46,000日は約126年
1回の参詣で一生分以上の御利益がある日です。
そのため、功徳日(およく)と言われます。
万灯明料(一口500円)を納めると福引もでき、
「およく餅」もあります。
また18時からは特別祈祷が行われます。
8月7日は大仏さま お身拭い
東大寺の大仏さま お身拭い
が8月7日7時から行われます。
120人ほどの僧侶や関係者が早朝から二月堂の湯屋で体を清め
白装束、藁草履を着用。
7時から撥遣(はっけん:魂抜き)作法が行われ
全員でお経を唱えてから「お身拭い」が行われます。
普段では絶対にありえないところ(大仏さまの螺髪や腕など体の上)に白装束の方がいたり、縄が張られてゴンドラ(?)に乗って大仏さまに沿って下がりながらお身拭いが行われていたり、と
かなり珍しい光景を見ることができます。
よくニュースにもなっていたりもしますね。
「お身拭い」は昭和39年から毎年8月7日行われています。
この時期は一般の方も7時30分から入ることができますので
早くに行けば「お身拭い」を拝見することもできます。
だいたい9時30分頃には終わるようです。
「お身拭い」の後には開眼(かいげん:魂入れ)作法が行われます。
【番外編】春日大社から三嶋大社へやってきた神鹿
パワースポットとしても有名で、私は気あたりしたのか、と思うくらい
パワーを感じました。
パワーはすごいですが、何とも言えない気持ちよさ、心地よさを感じました。
「御祭神は大山祇命(おおやまつみのみこと)、積羽八重事代主神(つみはやえことしろぬしのかみ)、御二柱の神を総称して三嶋大明神(みしまだいみょうじん)と称す。」
「大山祇命は山森農産の守護神、事代主神は俗に恵比寿様とも称され、福徳の神として商・工・漁業者の厚い崇敬をうける」(三嶋大社HPより)
摂末社も多く摂社2社、末社13社の合計15社が境内内にあります。
もともとは境内ももっと広く、摂末社も今よりも多くあったようです。
創建時期は不明ですが、奈良・平安時代の書物にも記録が残っているとのこと。
源頼朝が参拝し、源氏再興を果たしたといわれています。
境内は神池や樹齢1200年と伝えられる天然記念物の金木犀、源頼朝と北条雅子が休憩したとされる腰掛石など見どころがたくさんあります。
(樹齢1200年の金木犀)
(腰掛石)
木々も境内を流れている湧き水もすごくきれいでした。
宝物館の裏に「神鹿園(しんろくえん)」があります。
大正8年(1919年)に奈良の春日大社から雌雄8匹の鹿を譲り受けたそうです。
毎年3月22日には神鹿記念祭が行われています。
静岡県で奈良の鹿さんに会えるなんて♪
もちろんこの鹿さんたちは「神鹿(しんろく)」、神様の使いです。
小さな子どもの鹿もいてとってもかわいかったです。
(おまけ)
「福太郎茶屋」で福太郎餅とお茶のセットをいただきました。(セットで200円と激安)
リーゼントの人の顔にも見えるというかわいらしい見た目。
お餅もやわらかくて
あんこは上品な甘さで
お茶とぴったり合ってとてもおいしかったです。
春日大社 禁足地
春日大社の第60次式年造替にて新しい順路として加わったところがあります。
「御蓋山浮雲峰 遥拝所(みかさやまうきぐものみね ようはいじょ)」、「後殿各社参拝所(うしろどのかくしゃさんぱいじょ)」です。
御蓋山「浮雲峰」は奈良時代初めに平城京守護のために鹿島神宮の神様が白鹿にお乗りになって鎮座された神聖な場所として今でも入山が厳しく制限されています。
春日大社の回廊から出たところ、(御蓋山山頂「浮雲峰」と本殿、平城京大極殿をつなぐ直線状にあるという)鳥居があり、そこから参拝することができます。
御蓋山は奈良時代よりも前から神様がお鎮まりになる神奈備(神体山)として崇められています。
綺麗な春日大社の回廊を抜けると少し雰囲気の違う「御蓋山浮雲峰遥拝所」があります。
そこから御蓋山浮雲峰へ参拝をするのですが、なんとも不思議な雰囲気を感じます。
そこに立つと目の前の御蓋山が神聖な場所というのがわかるような気がします。
「後殿各社参拝所」
後殿御門は140年ぶりの開門だそうです。(江戸時代には開いていて一般の方もお参りしていたようです。)
本殿の裏手に5社の末社があり、目の前まではいけませんが
後殿御門からそれぞれ参拝することができるようになりました。
鹿には鹿せんべいを…
奈良公園の鹿について悲しいニュースがありました。
奈良公園で3月下旬に保護され死亡した鹿の胃から3.2㎏のビニールの塊が発見されたそうです。
その鹿は推定17歳で本来なら体重が40㎏程あってもいいそうですが、解剖前は33㎏しかなかったそうです。
ビニール袋が消化されず胃に詰まって食べ物を食べてもその先に流れていかなかったそうです。
そのため弱ってしまい死亡してしまったようです。
今年3月~6月に死亡した14頭のうち9頭の胃からビニールが発見されたそうです。
鹿に人の食べ物を与えてしまうとその匂いなどを覚えてしまい
ビニールや包みごと食べてしまったり
食べ物の匂いのついたビニールを食べてしまうそうです。
奈良公園に行ったときにはゴミは持ち帰り、ビニール袋を食べられないように気をつけましょう。
奈良公園の鹿は野生動物です。
たびたび問題にもなりますが
(奈良公園の鹿は人に慣れているため)ペット感覚で近づいてしまいケガをする事例も増えているようです。
お互いのためにも気をつけて楽しく観光したいですね♪
春日大社 朝のお参り 朝拝はいかが?
春日大社では
一般の参拝者が無料で参加できる朝のお参り「朝拝(ちょうはい)」が行われています。
以前は神職や神社の職員のみで行われていたそうですが、今では誰でも無料で参加できるようになりました。
午前9時ころから約30分ほど。
御本社で「大祓詞(おおはらえことば)」を唱えてお参りし、和k宮神社など各神社を順にお参りしていきます。
お祭りなどがある日には開催されないので
行きたい方は事前にHPに朝拝スケジュールが載っていますので要チェックです♪
朝のお参り(朝拝) - 世界遺産 春日大社 公式ホームページ/旬情報
またもっと早起きができるなら
「神職が案内する朝のお参り」も行われています。
令和元年5月~9月の土日祝日の午前6時半からです。
こちらも無料で参加でき、約1時間、マル秘スポット巡りや信仰のお話を聴くことができます。
5_9月 神職が案内する朝のお参り - 世界遺産 春日大社 公式ホームページ/旬情報
春日大社 年間2200ものお祭りが行われている
春日大社は昔から変わらず、毎日朝夕の神事のご奉仕など定例行事をはじめ年間2200回もの祭事が行われています。
平成30年(2018年)には
春日大社創建1250年を迎えました。
全国3000社ある春日大社の総本社です。
春日大社では創建以来20年毎に「式年造替(しきねんぞうたい)」(社殿の修復大事業)が行われています。
最近では第60次式年造替が平成27年(2015年)から平成28年(2016年)に行われました。
春日大社には御本殿は4棟あり、62ものお社が集まっています。
回廊に吊るされた釣燈籠は約1000基あるそうです。
今年(2019年)2月の「なら瑠璃絵」の時の春日大社です。
釣燈籠自体がきれいなので、それが灯されたくさん並んだ景色は幻想的でとても素敵です。
また春日大社には
若宮神社や榎本神社など
摂末社(せつまつしゃ:神社本社とは別のその神社管理の小さな神社)も多数あります。
それらをめぐる「若宮十五社めぐり」や開運招福の「水谷九社めぐり」などもできますよ。
春日大社に行かれた際は御本殿と一緒に巡ってみてはいかがでしょうか。
奈良クラフトビールフェスタ!!
7月27日(土)、28日(日)
近鉄百貨店奈良店にて
「奈良クラフトビールフェスタ」が開催されます。
近鉄百貨店 奈良店|Nara Craft Beer Festa 奈良クラフトビールフェスタ
奈良県内全てのクラフトビールブルワリー5社が一同に集結します
出店企業は「ゴールデンラビットビール」、「なら麦酒ならまち醸造所」、「奈良醸造」、「奥大和ビール」、「曽薾高原ビール」です。
開催場所は
ならファミリー1階 らくだ広場です。
5社からそれぞれ3種類、合計15種類のクラフトビールがビアサーバーから入れたてで楽しめるそうです。
ゴールデンラビットビールでは奈良県産のお米を使ったライスビール「ひのひかり」
など個性豊かなビールがたくさんあるそうですよ
ビール好きな方は是非行ってみてはいかがでしょうか♪
「おてらおやつクラブ」募金箱が東大寺大仏殿に設置されました。
なら燈花会2019
8月5日から8月14日まで奈良公園一帯で
「なら燈花会」が開催されます。
期間中の19時~21時45分に奈良公園一帯のエリアで20,000本以上のろうそくが幻想的に奈良の夜を彩ります。
エリアは「春日野園地」「浮雲園地」「浅茅ヶ原」「浮見堂」「猿沢池・五十二段」「甍‐Iraka‐」「興福寺」「奈良国立博物館」「東大寺」「春日大社」です。
「ライトアッププロムナード・なら2019」でライトアップされているエリアもあるので、「なら燈花会」と合わせて奈良の夏の夜がきれいに照らし出されます。
この期間には興福寺東金堂、国宝館の夜間拝観も開催されます。
誰でも参加できる「一客一燈」もあります。
開催期間中、受付は「浮雲園地」会場、「甍‐Iraka‐」会場(19時~21時30分)です。(協力金500円)
奈良の夏の夜
ろうそくの灯りで古都奈良をより感じられる幻想的な美しい景色を見ることができます。
(2017年春日大社)
この期間にはコンサートやライブなども行われるので是非チェックしてみてください♪
興福寺 三重塔知ってますか?
皆さん、興福寺に三重塔があるのをご存じですか。
その反対側、南円堂の西側に三重塔があるのです。
北円堂と三重塔は興福寺の中で最古の建物です。
高さは19.1m、平安時代の建築様式で美しいです。(ちなみに五重塔の高さは50.1m)
興福寺の創建は669年で、その時には山階寺(やましなでら)と呼ばれていました。藤原鎌足の妻の鏡女王(かがみのじょおう)が、鎌足の造立した釈迦三尊像を安置するために建てたといわれています。
その後、(都が戻り)厩坂寺(うまやさかでら)として飛鳥に移り、平城京遷都とともに奈良に移り、興福寺となったそうです。
三重塔は毎年7月7日に弁才天供(べんざいてんく)が行われ、特別公開されます。
窪弁財天坐像と十五童子像が安置されています。
初層内部には、四天柱をX状に結ぶ板の東西南北にそれぞれ薬師如来像(やくしにょらいぞう)、阿弥陀如来像(あみだにょらいぞう)、釈迦如来(しゃかにょらいぞう)弥勒如来像(みろくにょらいぞう)が描かれ
四天柱や扉、壁などにも楼閣や浄土の景色などが描かれています。
五重塔は遠くからでもよく見えますが、三重塔は近くに行っても知らないと素通りしてしまうほどです。
いつも多くの人が訪れる興福寺の中でも穴場スポットですよ。