大安寺の拝観や御祈祷の申込は寺務所で行います。
本堂に向かって左手側にあります。
私が行ったときは
寺務所で拝観の申込みをすると「これから祈祷が始まるので先に宝物殿の方をご覧ください。」と言われました。「祈祷の終わりに太鼓が鳴り、それから2,3分で終わります。」と案内をいただきました。
宝物殿(讃仰堂)には天平時代の仏像が並んでいます。
・不空羂索観音立像
・楊柳観音立像(ようりゅうかんのんりゅうぞう)
・聖観音立像
・持国天立像
・増長天立像
・広目天立像
・多聞天立像
が安置されています。
その他、大安寺伽藍并流記資材帳(天平19年)や出土した古代瓦、創建当時の伽藍模型などがあります。
仏像や資料についての音声説明も流れます。
不空羂索観音、楊柳観音、四天王像は頭部から台座まで一木彫りです。
安置されている四天王像はもともとはたくさんあった四天王像のうち
偶然残った4体のため、よく見ると少しずつ違っています。
楊柳観音立像は薬王観音ともよばれ
珍しい憤怒顔の観音さまです。
そして大安寺には「いのちの小径」があります。
きれいな竹林の中を通ることができ、きれいな石仏の十一面観音と乳癌封じの記念塚(美流孔塚)があり、撫でて祈願ができます。